失敗談

ここ半年ほど関わっていた案件があって、同僚と一緒にモデルを作っていたのだけれども、先週末どうやらそのモデルが非常に単純なモデルに簡単に敗北するということがわかった。敗北といっても、ある一定の尺度においての話で、一概に優劣を与えられないのだけれども、あまり気持ちの良いものではない。反省として、改めて以下の3点に注意したい。

1. すぐに思いつく手法をまず適用して様子を見る
この案件の為に作ったモデルはある程度複雑な構造を持っているもので、それなりに工夫がある。しかし、複雑なモデルを作り始める前に、まずはすぐに思いつく単純なモデルをあてて様子を見るべきであった。

2. 類似した問題に対して適用したモデルをそのまま横滑りさせない
今回扱った問題に対して、個人的にこれまで解いてきた経験のある問題と類似、あるいはほぼ同様の問題だとみなしてモデルもほぼそのまま横滑りさせて適用したが、結果としては、似て非なる問題だった。

3. 事前に現象を十分に分析する
結論としては、この3点めが最も重要と思う。事前に十分モデル化しようとしている現象を分析、吟味していなかった。

こんなことは当然のことなのだけれども、おろそかにしていた。